2002年1月14日 白浜大浜海岸にて「どんど焼き」が行われました。 この「どんど焼き」は、毎年この時期に、「白浜どんど焼き保存会」 の方たちが、今年一年の無病息災を願って行っているものです。 浜辺に細い竹を束ねて作った円すい形の塔にお正月のしめ飾りや 門松などを巻き付け、火をつけます。その煙には、無病息災のご利 益があり、残り火で柳に刺した団子を焼いて食べると風邪をひかな いし、灰を家の周囲にまくと厄払い出来ると言われています……。 |
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この写真はどんど焼きが行われる前日のものです。 左側に人が立っているのが分かりますか?これを見ると、 一番上までの高さは、大人の約10倍はありそうですね。 |
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午前6時きっかりに、点火されました。 周りに人がいるのがお分かりでしょうか? |
火が少しずつ大きくなっていきます。 |
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この頃からめらめらと燃える音が大きく なってきます。 |
火もずいぶん大きくなり、竹がバリバリという 音を立て、また爆竹のようなバンバンという音 も出しながら、燃えています。 |
点火してから2分後、火が全体に回りました。火の高さは約15、6メートルに達しています。 この写真は約20メートルほど離れたところで撮影していますが、それでも火の熱が伝わって きて、熱い位です。所々に紫色の火が見えますね。「しめ飾り」の飾りの部分が燃えている のでしょうか。 |
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もうもうとはき出す煙。風がその煙を巻き上げ ていきます。右側には、どんど焼きの様子を 見ている人が写っています。 |
6時8分、遂に倒れ始めました。 |
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ばっさりと倒れたところです。 | 神社側から見た様子です。 |
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6時25分、東の空が少し明るくなって きました。 |
この日は約50名ほどの地元の人たちが 集まっていました。 |
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写真では良く分かりませんが、どんど焼きの 間、女性の方たちが用意してくれたぜんざい が皆に振舞われました。 美味しかった〜。(^o^)丿 |
6時40分。 これは白浜観光協会の2階テラスから撮影 したものです。上から2枚目の写真と同じ場所 です。 最後まで見ていたかったのですが、この日は 桜家さんにお客様がいらしたので、これで 帰りました。 |
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<編集後記>その1 前日の13日、海岸の準備の終わったどんど焼きの様子を撮影し、夜になってカメラのバッテリーを充電。これで準備万端整い、「明日が楽しみだ。」と思いつつベッドに入りました。 翌日、時計の音で目が覚めたのですが、ハタと時計を見ると…なんと5時50分ではないか!! 見間違いかと、何度時計を見直してもやはり同じ。 「しまった、寝坊した!!」「目覚ましは5時20分にセットしておいたのに…30分もなりつづけていたわけ?」と、この結論に達するまで約20秒。 昨日聞いたら、6時きっかりに火をつけると言っていた…あ、あと9分しかない!! 「やっぱり夜中の2時までパソコンなんて触ってるんじゃなかった。」と思ってもあとの祭り。(T_T) それから慌てて顔を洗い(洗わなくてもいいか、と一瞬思ったが)、着替えてカメラを持ち、車の鍵を手に玄関へ。 靴を履きながら、「忘れ物はないか…」と頭の中で急いで確認。 時計を見るともうすでに56分に。 車に飛び乗りエンジンをかける。 「今日を逃したら、また来年まで待たなくちゃいけないんだぞ。」と自分を責めながら、それでもがけには飛び出さないよう気をつけながら、海岸への坂をダッシュ!!「まさか、今年はいつもより5分早くしました、何て言わないでくれ〜。」と願いつつ…。 神社の駐車場への途中、海の方をを見ると、まだ真っ暗。 「よし、何とか間に合ったみたいだ。」 車を降り、急いではいても「ちゃんと」車の鍵をかけ、カメラをケースから出しながら浜へ走る…。 浜に出てカメラを構えた丁度その時、塔の一番下に火がつけられたところだった。 「はぁ〜、良かった。」(^o^)丿 <編集後記>その2 この写真は、昼間の2時頃に撮影したものです。すっかり火も消えたところの「灰」を持って帰り、桜家の周りに撒きました。 「今年も1年無事に過ごせますように…。」 さて、この「どんど焼き」は伊豆ではまだあちらこちらに残っている伝統行事です。白浜海岸だけでも、4ヶ所で行われましたし、「伊豆新聞」を見ると、河川敷や田んぼの中で行われているところもあったりします。 その名前も「どんどん焼き」と言っているところもあり、大きさもいろいろみたいですね。 都会ではすっかりなくなってしまったであろう(たぶん…)、このどんど焼き。日本の伝統ってやっぱり良いですね。 保存会の皆さん、ご苦労様でした。m(__)m |
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