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2008年2月22日 天気は晴れ 下田に住んで15年、これまで行ったことのなかった「須崎遊歩道」に行ってきました。 そう、我が家の長男「勇輝」を連れて♪ |
須崎遊歩道は、我が家から車で10分ほどの須崎半島の先端にあります。 前から行きたいなぁと思っていても行けなかった理由のひとつは、交通機関です。 |
遊歩道の距離は2,8kmですからそうたいした距離ではないのですが、車で行って須崎か爪木崎に置いて歩くにしても、さすがに勇輝を連れて往復は出来ないよなぁ、と思っていたのです。 ところが、調べてみると、下田駅から爪木崎行きのバスは行きも帰りも必ず須崎を経由することが分かったんです。 そこで、今回は須崎のバス停の近くの駐車場まで車で行き、帰りは爪木崎からここまでバスを利用することにしました。 (下田に電車でお越しの方は、須崎もしくは爪木崎までバスで行き、到着地点からバスで駅まで戻れば、問題ありません。) |
ここからもう少し先のところに駐車場があって、今回はそこに車を置きました。 ひょっとしたら、夏の間は有料かもしれませんね。 |
ここが須崎のバス停です。 |
水仙まつりの時期は、多少は本数が多いものの、それ以外のオフシーズンはほとんど1時間に1本の運行みたいですね。 しかも、爪木崎発の須崎経由下田駅行きの最終は午後4時5分になっています。 |
バス停を出てしばらくは須崎の港沿いに歩いていきます。 ここの港にこんなにたくさんの船があるなんて、知りませんでした。 |
この港をぐるっと回りこんで向こう側まで行きます。 |
この先に見えるのが遊歩道の入り口です。 |
ここが「海岸コース」の始点です。 実は、ここより少し前に「岩場コース」の入り口もあったのですが、今回は海沿いを歩きたかったので、こちら側から行くことにしました。 |
須崎のバス停から黄色い点線を歩いてきました。 勇輝もここまでは快調に歩いています。 |
2つ上の写真の階段を上がったところです。 ここに来ると急に視界が広くなり、目の前には一面の海が広がっています。 |
写真では分かりにくいですが、海の水がとってもきれい! 底の方まで透き通ってましたよ。 |
さぁ、いよいよ遊歩道を歩き始めました。 今日の勇輝は、昨日の夜たくさん寝たせいか、絶好調です♪ |
歩き始めたらすぐに階段がありました。 とりあえず目指すところは、向こうに見える断崖の下にある「細間の段」です。 |
今日は天気が良く、とっても暖かかったのですが、ただ風が強かった。 ここからどんどん上へ階段を登って行きます。 |
遊歩道には、こういう標識が随所に設置してあります。 爪木崎まで2,5kmになってますけど、でも本当かなぁ。 バス停からはもっと歩いてきた気がするけど、まぁ、いっか。 |
あそこに向かっていくはずなんですが、あんな崖のどこを歩くんだろう? 本当に道があるんかいな? 絶壁の上とか? みたいな感じですよねぇ。 でも、実際は・・・ |
海岸コースと言っても、全ての道が海のすぐそばというわけではありません。 3分の1ぐらいはこんな感じで、林(?)の中を歩きます。 |
海岸コースの途中2ヶ所ぐらい、岩場コースから分かれた道とつながっているところがありました。 |
林の中を抜けたら、こんな感じで視界が広がり、とても気持ちいい! ただ、今日は伊豆七島がほとんど見れず、残念。 |
「細間の段」までやってきました。 ここが須崎遊歩道のほぼ中間点。 ここから少し先に進むと岩場コースとの合流点だそうです。 |
「細間の段」に設置してあった地図です。 この場所から、本当はこれだけの島が見えるんでしょうね。 う〜ん、3日前なら見えたはずなのに、残念です、本当に。 |
「細間の段」の海に向かって右側を見るとこんな感じ。 向こうの方に今日の出発点「須崎」の町並みが見えます |
ここは遊歩道の先端に位置しているので、ここまで来ると反対側に、爪木崎の灯台が見えます。 ところで、「細間の段」ですが、ここは長禄元年(1457年)大田道潅が江戸城の石垣を築くために石材を切り出させたのが始まりで、江戸の馬車道小田原方面にも運搬したことが記録されているそうな。 ただし、石切り跡は長い年月風と波にさらされ当時の面影はあまり見られないそうですが、逆に美しい造形を作り出しているようです。 しかし、こんなところからよくもまぁ、大きな石を運んだもんですよね。 陸路かな?それとも船かな? いや、やっぱり船のようですね。 当時の伊豆には、石材を切り出した場所(石丁場)が各地にあり、そこから江戸へ向けて船で搬送していたみたいです。 |
<江戸城普請> 慶長9年、江戸城普請を発表し、西国の諸大名に工事用の石材の調達を命じました。所領高10万石につき、100人持ちの大石1,120個でした。3,00艘の石船が熱海、宇佐美、伊東、川奈、稲取等、伊豆半島東岸の七ヶ所の石丁場に集まり、1艘で100人持ちの大石2個ずつを積み、月に2度往復したということです。 参考リンク: 江戸歴史散歩の会 |
ここでしばらく休憩です。 来る前に買ってきたお菓子を勇輝と二人で食べました。 暖かいのは良かったけど、本当に今日は風が強い。 |
さて、休憩も終わり、「細間の段」をあとにして、出発です。 |
おっと、また林の中ですね。 勇輝、実はこの時、歌を歌いながら歩いているんですよ。 |
そして、今度は「灯明場跡(とうみょうばあと)」までやってきました。 ここは、文禄4年(1595年)、下田奉行 戸田三郎衛門が番所を設け、船舶の安全航行のため灯明を灯したところです。 伊豆半島は相模湾と駿河湾の間に位置し、江戸と大阪を結ぶ航路の中にあって、下田は当時から関所の代わりの役目を果たしていたそうですよ。 |
ここは「田ノ尻」といわれる辺りなのですが、目の前の看板には、 「海側のコースは崖崩れで危険なため通行できません。山側のコースを通行してください。」 と、書いてあります。 たぶん、以前はここから海沿いを歩いていけたんだろうなぁ、と思い、よせばいいのに、ちょっと見に行ってみることにしたのですが、いやぁ、参りました。 道なんてほとんどない岩場の上を歩いていくのですが、やっとこさ歩いて行った先は本当に崖が崩れていて、勇輝も一緒だし、身の危険を感じて、また元の道へ引き返す羽目に。 崖崩れの写真はあとでお見せしますが、皆さん、ここへ行くのはやめたほうがいいですよ。 |
山側のコースを歩いて行くと、左側に大きな洞窟が。 大人でも余裕で入れる大きさでした。 何の穴なんだろう? |
洞窟からすぐのところに、壊れた階段がありました。 どうやら、先ほどの海沿いのコースはここへ繋がっていたようですね。 鉄製の階段が錆で朽ち果てていました。 そして、そこから見えたものは・・・ |
その階段から見た崩落現場です。 そのずっと向こうに灯明場跡が見えました。 あのゴロゴロとした大きな岩を越えて、しかも勇輝を抱っこしてあの崩落現場まで行ったのですが、うわぁ、今にもまた崩れてきそうな感じですよね。 絶対やめたほうがいいですよ、あのコースは。 |
崩落現場から間もなく、椅子とテーブルのあるところにやってきました。 ここまで来ると、もう爪木崎の灯台もすぐ目の前ですね。 ここから見た海の色もきれいでしたよ。 |
あれっ? この水は? 遊歩道沿いに湧き水の出ているところがありました。 わざわざ塩ビのパイプがつなげてあったので、飲めるんでしょうね。 私は飲まなかったけど。 |
ここから、「田ノ浦」と呼ばれているところを歩いていきました。 ここから先の遊歩道は石畳になっていて平坦な道。 小さな入り江になっているところなんですが、波も穏やかで海の色もきれいで、ひょっとして潜ったりするのにバッチリかも。 でも、ずっと日陰になっていたので、きれいな写真が撮れず・・・。 |
さて、ようやく爪木崎に到着です。 遊歩道って、どこに繋がっているのかと思ったら、温室の裏側だったんですね。 菜の花が太陽の光を浴びて眩しかった。 |
バスの時間までしばらくあったので(実は、2時25分のバスに乗り損ねたのですが)、灯台を遠くに見ることの出来るところへ。 入り江のブルーが最高にきれいでしたよ。 |
それでも、まだ時間があったので、爪木崎に来た時に時々寄っている「おおはし売店」で休憩をすることに。 |
勇輝はチョコのソフトクリーム、私はコーヒー。 コーヒーを飲みながらお店の方と話をしていたら、なんとここのお嬢さんが我が家の長女「朱里」と同じ中学校の同学年であることが判明! 世間は狭いなぁ、と思ったんですが、というか、朱里が中学校へ行くようになり、いわゆる地元のテリトリーが広がった、ということなんですよね。 思えば、ここは下田だったんだ。(^^ゞ |
さて、待っていたバスがやってきました。 時間は午後3時15分です。 ここから、10分ほどバスに乗り、出発した須崎に戻ります。 須崎を出たのが12時15分頃でしたので、約3時間ですね。 今回は、休み休み、写真を撮りながらのんびりと歩いてきたし、最後に休憩もしたので3時間でしたが、実際、歩くだけなら1時間もあれば余裕の遊歩道だと思いますよ。 (急げば30分とか、40分でも行けちゃうかな?) 天気が良くて、空気の澄んでいる日なら、こんな感じで伊豆七島を見ながら歩けるので、最高に気持ちいいでしょう。 皆さんも是非一度訪れてみてくださいね。(^O^)/ |
<参考までに> ◆ちょっと分かりにくいですが、下田駅と爪木崎の間を運行するバスは、この地図のように全て須崎を経由しています。 (@からCのようになっています) ◆下田駅から爪木崎へのバスの始発は10時10分下田駅発です。 ◆逆に、爪木崎から下田駅に直接バスで帰る場合は、午後4時5分が最終ですが、須崎から直接下田駅に行くバスの最終は午後8時15分まで、30分から1時間に1本の割合で出ています。 もし、4時5分の爪木崎発の最終バスに乗り遅れたら、須崎まで歩くしかないです。 早歩きなら4時45分の須崎発下田駅行きのバスに乗れますよ♪ ちなみに、爪木崎・須崎間のバス運賃は大人290円でした。 |
◆おまけその1 爪木崎の灯台へ行く途中の入り江です |
◆おまけその2 海の色がきれいでしょ。 遠くには稲取の岬や天城連山が見えます。 |
◆おまけその3 灯台へ続く道です。 |
最後に、「爪木崎・水仙まつり」の様子はこちらでどうぞ。 |
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