「ひまだ、ヒマダ、暇だぁ～！」

春休みで時間をもてあましている朱里があんまり「暇だぁ～。」というので、この間から作ろうと思っていたまんじゅうを作ってもらうことにした。

実は、先日、シンガポールから来られたお客様が、飛騨高山でサービスしていた甘酒を飲んで大変気に入ってしまい、

「シンガポールに買って帰って家で作りたいから、作り方を教えて。」

とおっしゃるので、たまたま大女将が持っていた酒かすで、作り方のデモンストレーションをやったのですが、これがとっても美味しかったのです。・・・

　

私は、お祭とかで出される甘酒がどうも好きになれず、普段はほとんど甘酒は飲まないのです。

ところが自分で作った甘酒があまりにも美味しかったので、今度はこの酒かすを使って「酒まんじゅう」を作ろう、と思いたち、すでに材料を用意していたのでした。

この酒まんじゅう、実は私の実家の宮崎にこのまんじゅうで有名なお菓子屋さんがあって、そこの酒まんじゅうがたまらなく美味しいんですよ。

さて、今回は初めて作るので”あんこ”は買ってきたものを使いました。

ただし、”あんこ”は”こしあん”ではなく”粒あん”です。　うちはみんな粒あん派。(^_-)-☆

作り方はいたって簡単。

酒かすにお酒と砂糖を混ぜ、そこに小麦粉とベーキングパウダーを投入。　あとはこれを小分けにし”あん”を包んで、蒸しあげるだけ。

朱里と光里、そして若女将と桜家の女性陣がワイワイとにぎやかにおしゃべりをしながら作ります。　（あいにく？　幸い？　勇輝君は、お昼寝中。）

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そして出来上がったのがこれ。

いやぁ、美味しかったですよ。

出来たての酒まんじゅうは、ほのかなお酒の香りがたまりません。

作る前は、「なぁにぃ～、酒まんじゅう？　それって美味しいのぉ？」と言っていた朱里も、また普段は”あんこ系”を食べない光里も、二人ともバクバク食べてました。

初めてにしては上出来、いやそれ以上ですね。

今度は、あずきを買ってきて”あん”も自分で作って、そして、そして、山芋をすりおろしたものを入れて作ってみるかなぁ。

えっ？勇輝ですか？

はい、もともと”まんじゅう系”には目がない勇輝君ですので、当然かぶりついてましたよ。

口の周りをあんこだらけにして。(^_-)-☆