この間、修善寺方面に行った時のことです。

あの日は、朝ごはんも食べずに、早朝の４時半に家を出て行ったので、途中、伊豆長岡の「すき家」で牛丼をテイクアウトし、

「さてどこで食べようかな、海が見えるところがいいなぁ。。。」

と車でウロウロしているうちに、三津シーパラダイスの近くの内浦港まで行ってしまいました。

車の中で、どれ食べようかな、と思った時に、港に船が入ってきたのです。

「おやっ、あれは何の船だろ？」・・・

　

一見、普通の漁船なのですが、下田や白浜で見かけるそれとは違うんですよ。

どこが違うかというと、例えば、イカ釣り船なら船に大きな電球がたくさんぶらさっがってたりするんですね。　

ところが、この船には長～いクレーンのようなものがついているんです。

「こんな船は初めて見たぞ。」

という訳で、船の接岸したところまで見に行くことにしました。（牛丼のことはもうすっかり忘れて　(^^;)　）

船の人に断って写真を撮らせてもらいました。

「おぉ、これは鯛じゃないか！」

見ていると、船の上の大きな水槽から、これまた大きなバケツに入れた鯛をクレーンで持ち上げているのです。

そうか、これは養殖の鯛なんだ。

　

駿河湾には養殖用の”いかだ”がいたるところにあるんですね。　

それで、海の中の鯛を海水ごと持ち上げて船に乗せ、港では船から岸壁の上に吊り上げて、そこから港で待っていた活魚運搬車にこうやって移すのでした。

３枚目の写真に写っているのは、いくつもの敷居が付けられている大きな箱（？）に一枚ずつ鯛を入れ、そのまま活魚運搬車の水槽の中に入れているところ。

去年だったかテレビでやっていたあれと同じだ。

番組では、瀬戸内海でも養殖の鯛をこうやって大きな箱に入れて運んでいたっけ。

「面白～い！」

そのまましばらく皆さんの仕事ぶりを見たあと、車に戻ったら、せっかくの牛丼がすっかり冷めてしまっていた。。。(^^;)