春休みに入って数日が過ぎ、宿題のない光里がブツブツ言い始めた。
朱里はと言うと、今日から春休みの部活が始まり、お昼過ぎに帰ってきたかと思ったら、近所の友達と遊んでいるので、遊び相手のいない光里はやることがないみたいで。
外では、こちらもまた暇をもてあましている勇輝がお母さんと一緒に遊んでいたのですが、というか、勇輝が一人で遊ぶのを見ていたようなのですが、やっぱりそれではつまらないらしく、何があったのか、突然泣き始めた。
「仕方ないなぁ。 海にでも連れて行くか。」
と、光里を誘って、勇輝と3人で海に行くことにした。・・・