「お父さん、たいへん！　すぐ来て！」

厨房で仕事をしていた私を呼んだのは光里です。

何だろ？と子供たちの部屋に行くと光里が、

「勇輝がトイレでおしっこしたよ！」

ですって。

「やったぁ～！　勇輝、すごいじゃん！　よく出来たなぁ、バンザーイ、バンザーイ！」

その場にいた、光里と若女将と私とで両手を挙げて万歳三唱。

というのも・・・

　

　

このブログでこんなことを書くのもどうかなぁ、と思ったのですが、しかも久しぶりの登場の勇輝君なんですが、勇輝にとっては生まれて初めてのことなので記念として書くことにしたのです・・・

さて、もう去年からでしょうか、

「勇輝、トイレに行く？」

と何度聞いても、

「ゆうき、トイレいかないもん！」とか

「いやだ！　いかない！」

という返事ばかり。

たまに、光里がどうやって誘ったんだか、勇輝をトイレに座らせたりしたこともあるのですが、でもただ座るだけ。

今年になって、夜寝てから朝までおしっこをしてないことが増えてきたので、タイミングとしてはいい頃合いになってきたのですが、なにしろ本人にはさっぱりその気がなくて。

というか、誰に似たんだか、「頑固一徹」みたいな感じで、絶対に首を縦に振らないのです。

こればっかりは、無理やり連れて行って嫌いになっても困るし。

で、実はこの間白浜の幼稚園の未就園児への解放日に若女将が勇輝を連れて行ったのですが、これがかなり楽しかったようなので、それを利用して、

「勇輝さぁ、トイレでおしっこが出来ないと幼稚園に行けないよ。」

といったのですが、返ってきた言葉は、

「ゆうき、もうようちえんいったもん！」

だって。

こんにゃろめぇ、と思ったけれど、そこは忍耐強く、

「あ～ぁ、いいのかなぁ、幼稚園にいけなくても。」とか

「幼稚園の先生がねぇ、トイレに行けない人は来ちゃいけないって言ってたよ。」

と毎日さりげなく言っていたのです。

それが実を結んだのか、今日、そわそわしている勇輝に向かって若女将が、

「トイレに行ってみる？」

と声をかけたら素直に行って、出来ちゃったらしい。

部屋に行った私がトイレの中をのぞくと、そこには便器の上のおまるに座ってニンマリと苦笑いをしている勇輝がいました。
（あぁぁ、写真撮っとけばよかったかなぁ・・・）

しかし、いったい、どういう風の吹き回しか、急に気が変わったのか、理由は分かんないんですけど、とにかく、いやぁ、めでたい、めでたい。

みんなで万歳をしたあと、ふと、朱里と光里が初めてトイレに行けるようになった頃を思い出していました。

二人のその時も大騒ぎしてたなぁ、そういえば。

というわけで、今日２００８年６月１６日は記念すべき勇輝君の 「Pee 初体験」でしたとさ。

追記

Pee（ピー） とは英語で「おしっこ」のことで、「うんち」は  Pooh （プー）だそうです。
桜家さんは赤ちゃん連れの外国人のご家族も多く、その方々に教えていただいたのでした。

でも、Pooh って、あの「くまのプーさん」と同じつづりなんですよねぇ、どうしてだろ？

１枚目の写真
　今日は桜家の庭の梅採りをしました。　勇輝のこぶしぐらいのでっかい梅もありましたよ。

２名目の写真
　今日の白浜の海。　「見晴らし広場」で撮ったのですが、潮の満ち引きの関係でしょうか、砂で濁ってます。

伊豆・下田・白浜海岸　ペンション桜家