いえ…、いやぁ、本当にありがたい話で、とっても嬉しい事なのですが、今年は例年になく外国人のお客様からのご予約や問い合わせが多く、連日のようにその対応に追われています。

しかも、質問や問い合わせのほとんどがメールですので、日本語でさえその返事を書くのに時間がかかるのに、これが英語だと数倍の時間を要するんですね。

場合によっては、一つのメールに１時間以上かかることも少なくなく、そうなると気が付いたらすでに夜中の２時、３時。

「おぃ、おぃ、今からブログを書いていたら明日の朝の朝食が出せない…。」

という訳で、ここ数日はブログまで手が回らなかったのです。

いつも楽しみにしてくださっている皆様、申し訳ありません。・・・

さて、例年７月の第２土曜日に行われている「白浜海の祭典・花火大会」ですが、今年も無事行うことが出来ました。

毎年、何が心配って、やっぱりお天気。

まだ梅雨の明けないこの時期ですから、当然雨の降る確率は高いのです。

でも、白浜の花火大会は、これまで３０数回行ってきたのに１度も延期とか中止がなかったというんですから、これもすごい話です。（多少の小雨なら決行ですからね。）

今回も、前日は時折小雨の降る天気でしたが、天気予報では「明日の夕方から曇り」となっていましたので、多少は安心していました。

さて、花火の本番当日。

桜家では、夕方６時に夕食をお出しするのですが、その頃から海の方では「ドカ～ン、ドドドドドッ！」という合図の花火。

この音を聞くと、「おぉ、来た、来た、キタ～！」と胸が高鳴りますよねぇ。

お客様の食事も終わり、時計を見るともうすでに７時４０分。
それじゃぁ、ということで、朱里と光里、そして今年は花火デビューの勇輝を連れて、そしてちょうど泊まられていた外国人のカップルさんと一緒に出かけることにしました。

花火の見える場所に着いて、早速、カメラの準備。　（何をしに来たって、私は写真を撮りに来たんですから。）

そして、午後８時ジャスト。　いよいよ花火大会の始まりです。

最初はとにかくドカンドカンと勢いよく打ち上げられ、観客の皆さんの拍手喝さい。

（一番上の１枚目の写真をご覧下さい。　砂浜の手前に写っているのが観客の皆さんです。　白浜の花火は、ほんのわずか５０ｍぐらいの目の前から、まさに頭の真上に打ち上げられるんですよ。　大迫力の極みです♪）

さてさて、おぃ、おぃ、待ってくれ、とばかりに、慌てて写真を撮っていたら、後ろから朱里と光里の声が。

「お父さん、勇輝ダメみたい！」

「えっ？　そうか、勇輝は初めてだったんだ…。」

もうすっかり勇輝のことは忘れちゃっていて、たぶん、お姉ちゃん達と一緒に見ていたはずなのですが、あまりにも大きな音と目の前のデッカイ火の玉に、花火を視界に捉えながらも、後ろにあとずさる勇輝。　そして私と目が合ったとたん・・・

「抱っこ！！」

という悲痛な声。

「う～ん、仕方ない…。」

（そういえば、朱里も小さい時はお母さんにしがみついていたし、光里の時もそうだったよなぁ、と頭の隅にあの頃のことを思い出す。）

という訳で、片手で抱っこしながら写真を撮っていたら、今度は…

「おんぶ！」

えぇっ！？　

おんぶしちゃったら片手しか使いないじゃん…。　ガ～ン　(￣O￣;)

カメラは三脚を持ってきたから両手で持たなくてもいいんですけど、白浜の花火って、空に打ち上げるだけじゃなくて、海に向かって打ち込む「海上花火」（３枚目の、この上の写真）もあるんですね。

だから、その度に、カメラを横にしたり縦にしたりしなくちゃいけないんだヨォ～。
片手じゃ、切り替えるのに時間がかかって、シャッターチャンスを逃しちゃうじゃん…。

とかなんとか、バタバタしながらも、花火はいよいよフィナーレへ。

それまで、砂浜で走りまわっていた花火師の人が、やおら真ん中まで歩いてきて、着火棒（？）を頭の上で振り回す、まるでこちらにアピールしているような・・・。

そう、これから始まることを知っている観客は盛大な拍手。

そして、「ナイアガラの滝」に点火されたのでした。

去年は、直前まで降っていた雨のせいで、ナイアガラの滝も湿っていたのでしょう、なかなか火が着かなくて、花火師の人が恐縮（？）していたっけ。

でも、今年はもうバッチリ、OK！

周りの観客も、やんややんやの大騒ぎ。

これが結構長いこと燃えているんですよねぇ。

そして、ナイアガラの滝も燃え尽きちゃって、ほんのひと呼吸した後でした。

「ドカドカドカ～～～ン」

「ヒュ～～、ドコドコドコ～～～！！」

最後の最後で、最大の、最高の、これでもかっ、というほどの大連発花火。

観客全員がもう総立ち！

大興奮の、まさに悲鳴のような声があっちからもこっちからも湧きあがって、大変な大騒ぎでした。

いやぁ、もう、シアワセ～～～！

と、ふと背中の勇輝を見ると、

なぁ～んだ、手をぱちぱちやってるじゃん。

どうやら最後には本人も少しは楽しめたようです。(^_^;)

来年もまた見れるといいね♪　(^O^)/

PS　

このブログを書いていたら、いつのまにやら午前２時。

おいおい、明日の朝起きれるのかぁ？

それより、お腹すいたなぁ・・・。（笑）