今日下田に行った帰り、港のところで大きな建物みたいなものを見つけました。
丸い大きなタンクやベルトコンベアーみたいな物。 まるでどこかの工事現場のような、工場のような。
実は、一旦通り過ぎて行ってしまったのですが、慌てて引き返し、見に行くことにしました。
近づいて見ると、そこには「砂」という文字や「セメント」云々と書いてあるではありませんか。
そう、これは船。しかも海に浮かぶ大きなセメント工場だったのです・・・
下田港ではいろんな船を見かけますが、こんなのは初めてでした。
こんなところで一体何をしているんでしょうね。
元々、下田港は昔から江戸と大阪を結ぶ航路の「避難港」、または当時の千石船などの帆船が最適な風を待つための「風待ち港」として、そして漁をする船の港としても栄えたところで、現在でも台風が来る時は数多くの漁船が避難してきますし、風の強い日はタンカーなども停泊しています。
でも、今日は風は強くないし、それより岸壁に横付けになっているのが気になる。
そう言えば、去年だったか、砂利運搬船を見たこともありました。 船から大きなクレーンで馬鹿でかいショベルを持ち上げ、砂をダンプに積んではどこかへ運んでいたんですね。
別に暇だった訳ではないのですが、一体どこへ運ぶんだろう、と興味津々そのダンプを追いかけていったことがあります。
そうして行きついた先は、下田市のはずれにあるセメント工場だったのです。
今日のこの船もその関係かなぁ?
さて、2枚目の写真ですが、この船は下田でもよく見かけるものです。
船の上に大きなクレーンを載せてあるんですが、これが実際に動いているところは見たことがないので、こっちはただ停泊しているだけかもしれません。
でも面白いのは、写真の右側に写っている白い部分。
これは一番上が操舵室になっているのですが、実はこの船、ちょうどこの部分は本体がくぼんだようになっていて、ここにタグボートみたいな形でドッキングしているんですよ。
つまり大きな箱型の船と小さなタグボートが合体して、そのタグボートの推進力で動かしている、という訳なんです。
いやぁ、ビックリ。 世の中には、いろんな船があるもんだ。
一度で良いから船の中を見せてくれないかなぁ。
一人じゃダメかもしれないので、勇輝を連れていって頼んでみるか・・・なんてね。(^_^;)