今日、NHKのニュースを見ていたら、今回の震災後、日本各地の観光地でも観光客が激減していると言っていた。
これは間違いのない事実で、どこも悲鳴をあげているし、実際に廃業に追い込まれているところも数多くあるようです。
ただ、私が気になったのは、ニュースでは日光と箱根が取り上げられていたのですが、その中でとある箱根のホテルの支配人が、「箱根は計画停電の対象外になりましたので、これからはご心配なくお出かけください。」みたいなことを言っていた。
えっ? なに?
そんなことってあるのか?
我が耳を疑った。
で、信じられなくて調べてみた・・・
すると、確かに箱根町のHPに確かにそう書いてある。
以下、HPより抜粋。
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箱根登山鉄道・小田急電鉄(湯本~小田原)が、計画停電から除された関係で、同一の配電用変電所から
電気を供給している地域についても、停電の対象外となります。
停電対象除外地域は、湯本地域の一部、温泉・宮城野地域の一部です。(前後略)
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つまり、電車を動かすために電気を供給する。 ついてはその同じ変電所から供給されている地域は対象外になる、ということ。
これって、本当にそういう仕組みなのか?
同じ変電所からどこの地域が供給されているかなんて、一般人には分からない。 しかも、箱根湯元とかが対象外になってるなんて。
ならば、箱根が出来るなら伊豆だって可能なはず。 これから夏に向けて、計画停電により下田市内のみならず、伊豆半島の宿泊施設やその他すべての観光施設と住民が「これは死活問題だ!」と危機感を覚えているのに、箱根だけが停電がないなんて、こんなことが許されるのか!
それだけではないですよ。 病院だって、中小企業の工場だって、どこも必死で対応しているのに。
これまでは、自分達だけではないから仕方がない、とそう思い、我慢しなければ、とそう思っていた。
しかし停電のない巨大な観光地が存在するなんて、不公平以外の何物でもない。
箱根といえば、年間400万人以上の観光客が訪れ、それを受け入れる大きなホテルや旅館が立ち並ぶ日本でも有数の観光地であり、私も何度も行ったことがあるし、好きなところでもあります。
ただ、数百万の人が来るということは、逆に言えば、それだけ大量の電気を消費している地域でもある。 特に、夏ともなれば、その使用料は半端じゃないかも?
もしかしたら、25のグループ分けをしたのもこのためだったのか? 地域を細かく分けると、どこがどうなっているか分からないし、自分の地域以外のことは関心が薄れる。
これって政治力の問題?
だれか詳しく知っている人、本当のところを教えてください!