今日はかなり風の強い日でしたが、日差しは暖かく、風の当たらないところではポカポカ陽気でした。
今日は勇輝は若女将と下田へ出かけてしまったので、一人で歩いてきました。
海は昨日より更に青くとってもきれいでしたが、砂浜を歩いたりしている人はほんのわずか。
道路も相変わらず県外ナンバーの車はほとんど走っていません。
今回の地震と原発の影響で、伊豆半島のほとんどの宿泊施設は予約のキャンセルが続出。 しかも節電のために熱海・伊東間の電車がずっと運休(バスで代行)していて、そのため特急の踊り子号は伊豆へ来ていません。
更に燃料不足で車が使えないため、伊豆半島への観光客は激減。 旅行者も宿泊者も、恐らく、ほとんどゼロのところが多いと思います。
中には、給料が払えないからと6月いっぱいまで休館する旅館もあり、従業員は仕事なし状態です。・・・
私達のようなちいさな宿も、観光施設も、商店も、伊豆半島で観光によって生活している人にとって深刻な問題です。
収入ゼロの日がいつまで続くのか、この状態でいつまで持ちこたえられるのか。
体力のないところは廃業も考えなくてはいけなくなるでしょう。
地震は時間が経てば一応落ち着くでしょうが、原発の問題は一刻も早く収束してもらわなければ、被災地のみならず、それ以外の地域の人々までが被災者になってしまいます。
そんなことを考えながら歩いていて、ふと、バス停に目がとまりました。
見ると、バスの本数の削減について書いてありました。
今回の地震の影響で燃料の供給が不安定なため、下田駅・白浜間のバスが午前10時から午後4時までは1時間に一本のみとなるようです。
更に、最終のバスがなくなり、白浜行きの最終のバスは8時台で最後になるようですね。
幸い、学校は春休みですし、観光に来る人もいませんから、大きな影響ではないかもしれませんが、普段の交通手段としてバスを利用している人にとっては不便なことになります。
朗報としては、熱海からの伊東線が今日から本数を減らした状態で運行を始めてくれたこと。
ただし、通常の50パーセント程度の運行で、特急はまだすべて運休。
こんなことばかり考えていては気分的に落ち込むし、前に進むことも出来ません。
なんとか前向きに、希望をもって、今出来ること、やらなくてはいけないことを少しずつこなしていくようにしたいものです。