送り主はフィンランドからと書いてある。
う~ん、見覚えのある名前だった。
そうか、夏の7月にフィンランドから来て9泊されたお客様だ。
いったい何を送ってきたのだろう?
包みを開けると、ヘッドフォンの箱。 どうして?
さらに箱を開けてみると、ご覧のようにプレゼントのような包装がしてあった。
えっ、何だ? ヘッドフォンじゃないみたいだけど ・・・
包み紙を開くと、中から出てきたのは真っ黒な缶とメリークリスマスと書いてあるメッセージ。
さらにその缶を開けると、またまた真っ黒な袋に入ったものが。
どれどれ、と中身を取り出してみたら、黒い物体がぞろぞろと出てきた。
「あっ、そういえば、フィンランドのお客様が送ってくれると言ってたあれかな?」
そう、桜家にご宿泊された時にいろんな話をしていて、「実はフィンランドには誰もが大好きと言って食べるお菓子があるんですよ。」と言っていたのです。
それを覚えていてくれて、クリスマスプレゼントに「Lakritsi」を送ってくれたのでした。
そういえば、味がどうしたとか言っていたけど、と若女将と話をしていたら、彼女は私より先にかじった。
その途端、彼女の口元が”への字”になった。
「まずぅ~。なにこれぇ?」
その物体は、色はご覧の通り真っ黒で、表面はしっとりしていてつやを帯びている。 匂いは甘酸っぱいゴムみたいな。
恐る恐る私もちょっとだけかじってみた。
まずはひと噛み、まさにグミである。 黒糖のような甘さがあるような?
モグモグとふた噛み、うわっ、ゴムの匂いがしてきた!
3噛み目、タイヤのような味?
4噛み目、イ○ジンみたいなうがい薬のような味?
5噛み目、ますます味が変化して、苦味が増し口の中がドロドロしてきた!
さらに噛み続けると、 何年も放置してあったタイヤに甘い正露丸の味付けをしたような・・・うへぇ、まずい。( ゚Д゚)
ここまで来て耐え切れずに、思わず ペッ としてしまいました。m(_ _)m
ネットで調べてみると、世界一まずいグミだとか、謎の食用物体とか書かれています。
でも、実はこの原料の Licorice は甘草(かんぞう)の意味で、体にはとっても良いものらしい。
ヨーロッパやアメリカでは古くから親しまれ、子供から大人まで大人気なんですって。 慣れればハマッてしまうかもしれませんが。
今回送っていただいたのは、ひとくちサイズですが、これを棒状にした1,5メートルのものや、細いひも状とかでも売っているらしい。
しかも、北欧には「Salmiakki (サルミアッキ)」と呼ばれる、塩化アンモニウムを加えた、さらに強烈な世界最強のお菓子があるそうで、みんな大好きなんだとか。
馴染みのない日本人には、とっても口に合わない、というか、ほとんどの人が不味くて食べられないでしょう。(罰ゲームとかに使っている人もいるくらいですから。)
日本の納豆も海外の人には食べられない味だそうですが、私的には、こっちのほうが世界一○○い味です。(^^ゞ
でもでも、良い経験をさせていただきました。 フィンランドのお客様ありがとう♪
とは言ったものの、さて、これどうしよう? 処分は出来ないし・・・500グラム入りなんですよ、これ。
だれか食べたい人いませんかぁ?
<関連リンク> リコリス菓子(ウィキペディアより)
食べたーい
エリさん、こんにちは。
もう2年以上も前ですので、すっかりなくなっちゃいました。
どこかで手に入ると良いですね♪
先ほど偶然食べました。会社のだれがどこで手に入れたのかわかりませんが、そんなに悪くない味でしたよ。薬草的な味で、タイヤを食べてるような感じではなかったです。ただ、もう一度欲しいかと聞かれたら、たぶん要らないと言うでしょう(笑)。
お菓子の商品名:LAKRITSで検索したら、このブログが出てきたのでコメントしてしまいました。
MAKOTO さん、こんにちは。
味の好みや口に合うとか合わないとかは人それぞれだと思いますが、私の家族はもちろん、友人にもあげたのですが、みんな口が「への字」になってました。(^^ゞ
MAKOTO さんは平気だったんですね。
ひょっとして北欧のDNAが混ざってるとか?
そんなことないですね…。(^^ゞ
はじめまして。
「ラクリツィ」を調べてたらこちらに辿り着きました。
実は近々、フィンランド在住のネット仲間から「サルミアッキ」と一緒に送ってもらう事になっているんです。
タイヤに甘い正露丸の味付けをしたような・・という文字を見て眩暈がしましたが(^^;
日本でこれらを販売してるお店を調べてみましたが、今のところ見つかっていません。
僕のように現地の方と知り合える機会があると良いのでしょうけど・・。
あとは、北欧の雑貨を扱ってるお店に相談してみるとか?
「北欧、暮らしの道具店」さんは運営もしっかりされてますので、もしかしたら相談に乗って下さるかも?
ピン助さん、こんにちは。
味覚は人によって様々ですので、もしかしたらお口に合うかもしれませんよ。
フィンランドから来られたお客様とその話をした時、その方も苦笑いをしながらでしたので、他の国の人の反応を知っていて送ってくださったんだと思いますが・・・。