もうすぐ学校から帰ってくる光里が電話をかけてくるであろう時間に合わせて、勇輝と二人で海へ行ってきました。
ここは白浜神社の裏手のところです。
白浜大浜海岸のシンボルとも言える真っ赤な鳥居が、砂浜の大きな岩の上に立っているのですが、その横の岩の上を歩いていくことにしました。
今日は、外に行くことにあまり乗り気ではなかった勇輝ですが、いざ海に来てみたら、やっぱり嬉しいみたいで、意気揚々と私の前を歩いていきます。・・・
この場所からは、白浜大浜海岸を南に向かって見渡すことができます。
今日は朝から良いお天気で、時折、強い西風が吹くものの、とっても暖かい白浜でした。
時間は、午後3時過ぎ。
昨日と同じように今日も潮がだいぶ引いていて、いつもは海の中にあって見えない、岩がすぐ目の前に見えていました。
さて、ここからお隣の中央海岸に行こうと、歩き始めました。
後ろを歩いていた勇輝は、
「わぁ、ここにもいっぱいある!」
と松ぼっくりを拾いながら楽しそうについてきます。
ところが、数十メートルも行かないうちに、突然、勇輝が泣き始めた。
小さい子どもってよく転ぶんですよねぇ。
で、転んだまでは良いのですが、怪我をして痛いのと、怪我をしたところから血が出ているのを見て、驚いて泣き始めたみたい。
怪我をしたところを見たら、あらら、結構大きな擦り傷になっていました。
(あちゃぁ、こりゃぁ、痛いわな。)
と思ったのですが、
「大丈夫だよ、そのくらい。 すぐに痛くなるから。」
と言ってそのまま歩かせようと思ったのですが、その痛さに我慢できないみたいで、ついに座り込んでしまった。
「しょうがないなぁ・・・。」
小さな怪我ぐらいなら放っておくのですが、さすがに今回はつらそうなので、おんぶしてあげることに。
で、勇輝をおんぶしたまま、中央海岸の様子だけ見て帰ることにしました。
桜家に帰って、お母さんに傷口を洗ってもらい、大きな絆創膏を張ってもらった勇輝。
そうしたら、もうケロッとしてましたよ。
勇輝には、どんなおまじないより、絆創膏のほうが効くみたいで。(^^ゞ