今日は朝からほとんど雨の白浜です。
ついさっきなんかまるで土砂降りのようなすごい雨でした。
夕方、遠くの方で雷がゴロゴロと音をたてた時、若女将が、
「春雷かな?」
ですって。
桜家の庭ではここそこでいろんな花が咲き始めています。(1枚目の写真はちいさなスミレの花たち) 季節は間違いなく春本番に向かっているんですね。
ところで、皆さんのところではウグイスは鳴きましたか?・・・
「今年はまだウグイスが鳴かないなぁ。」
と言っていたのですが、10日になってようやく
「ホーホケキョ♪」
と鳴く声が聞こえたそうです。
その翌々日の12日、新聞を見ると、11日に静岡県その周辺でウグイスの鳴き声宣言(確認だったかな?)という記事が載っていました。
えっ? するってぇと、いろんな場所で同時にウグイスが鳴き始めたということ?
そんな、なんだか示し合わせたようなことがあるのかぁ?
と思い、調べてみました。
私はてっきりウグイスって、どこからかやって来る渡り鳥なのかと思ったら、寒い地方を除いては一年中その地に生息しているんですね。
で、いわゆる「ホーホケキョ」と鳴き出すのは、暖かくなって繁殖期を迎えるた時、雄が雌を求めて鳴き出すんだそうです。(普段は違う鳴き方だから分からないみたい。)
その時期は、日の出前の薄暗い時間から夕日が沈み真っ暗になるまでの時間が12時間半ぐらいを過ぎた頃からなんですって。
実は、ウグイスは体内時計を持っていて、昼間の時間が12時間半を過ぎた頃に、脳の中の中の日の長さを感じる装置が「スイッチオン」状態になって一斉に、
「さぁ、雌を探すぞぉ。 結婚するぞぉ!」
ってな感じになるらしい。
だから日本でも同じような時間帯を持つ地域では同時に鳴き出すことがあって、つまり日本列島の南から順番にその時期を迎えるんだとか。
なんだか、まるで桜の開花前線みたいだなぁ、と思ったら、やっぱりこう言うんですって。
「ウグイスの初鳴き前線」と。
ちなみにウグイスは一夫多妻型なんだそうで。
それじゃぁ、頑張って、一生懸命良い声で鳴かなくっちゃねぇ。
でも、ウグイスって冬の間ずっとでっかい声で鳴いていなかったから、大人のウグイスも春先には鳴く練習をするんですって。
私はてっきり雛鳥だけが練習をするのかと思っていた。
それともうひとつ。
ウグイスは雌が産卵すると、その卵を温めるのも、孵化した雛にえさを上げるのも雄の仕事なんだとか。
ということは、2羽の雌が産んだ卵を全部?
同時に、ということではないんでしょうけど、忙しいんだなぁ、雄って。
というか、一生懸命鳴いて雌と2回も結婚して、卵をあっためて、えさをやって、子育てもやって・・・
なんてけなげな雄たち。(^^ゞ
<関連リンク>
気象庁のウグイス初鳴日の等期日線図(PDFファイル)