昼間の1時過ぎ、光里を友達の家に送っていった帰りに、海に写真を撮りに行ってきました。
昨日見た天気予報では、
「明日は一日中晴れ」
だったのに、今日の天気は何と言うか、曇りのような晴れとは言えないような、雲のないところでは青空が覗いているのですが、しかし真っ黒な雲も空の半分以上を占めていて、怪しげな雰囲気が漂っていました。
海の上に覆いかぶさるような雲は、まるで何か大きなものにかき回されたかのようではないですか?
そしてその雲と海の間のずっと向こうを見ると、伊豆七島の利島や式根島がその島影を覗かせています。・・・
桜家の裏手の山の中腹から撮りました。(分かりにくいですが、手前には白浜海岸の砂浜が見えます。)
もうすぐ日が沈む時間となり、水平線上の雲は夕日に照らされて少し明るく見えていますが、手前の雲は先ほどよりも更に黒さが増しているような。
そして気温がだんだん低くなってきました。
正面の水平線上に浮かぶ伊豆大島を見ると、島全体が真っ黒な雲に覆われてしまっていて、その大きな雲から何かが島へ流れ込むかのように降っています。
ひょっとしたら雨、いや雪でも降っているのかもしれませんね。
と思いながら、
「そういえば、写真載ってるかな?」
と、ふと思い出し、伊豆大島に住んでいる方のブログを見ると、やっぱり雪が降ったんですね。 しかもまるで吹雪みたいです。
先日、伊豆半島の東海岸を襲った雪の日も、おそらくあんな雲だったのでしょうか。
さて、家に帰り、夕食の支度をしていたら、厨房の西向きの窓が真っ赤に色づいていました。
急いでカメラを取りに行き、桜家の和室のベランダから撮りました。
今日の西の空は、まるであの山の向こうでなにか巨大なものが燃え盛っているかのようで、なんだか神の領域にでも入り込んでしまったかのような、そんな感覚を覚えました。
海と、空と、雲と、そして太陽と、こうして見ると、自然というか、宇宙というか、それに対して、人間なんてちっぽけだなぁ、とそう思います。