白浜冬の風物詩「風待ち船」

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今日の日本列島は冬型の気圧配置。 朝から冷たい西風が吹く一日でした。
しかも時折突風が吹き、テラスに立っていても吹き飛ばされそうになるほど強烈でした。

こんな日でも桜家ではいつも通りに工事が行われているのですが、屋根の上に上がって仕事をしている職人さん達が、この風で「お~っと、屋根から落ちるんじゃないかぁ。」と心配をしていたのですが、そこは皆さんさすがです。
まったく平気。 何の事?ってな感じ・・・

 

さて、こんな日は、白浜の沖合いにたくさんの船がやってきて停泊します。

そして夕方になると、ご覧の通りそれぞれの船が明りをつけ、夕闇の中、幻想的なシーンを見ることが出来ます。

今日は17、8隻ぐらいの船がいたでしょうか。

これを白浜では「風待ち船」と呼び、「冬の風物詩」と言われています。

桜家のHPでも幾度となくご紹介してきました(これとかこれ、またはこれ、あるいはこれ、おまけがこれ・・しつこいっちゅうの!)が、これは今日のように西風が強い日は、特に石廊崎沖では風速30メートル以上になることもあり、貨物船などの航行の際に非常に危険、ということで、風が止むまでここの海で待機するのです。
何しろ伊豆半島の沖合いは、一日に500隻以上の船が往来するんですから。

でも、まだ帆船しかなかったず~っと昔の頃は、結構危なかったんじゃないかと思います。

そうそう、下田の港って昔から大阪と江戸の間のいわゆる「海の関所」だったんですよ。
上方から来た船はここに一旦立ち寄り、それから江戸へ向けて行ったそうです。

私は時々思うのですが、ペリー来航といい、その当時に一度で良いからタイムスリップしてみたい。 その頃ってどんな生活をしていたんでしょうね。

あ~、忘れていました。 上の写真の船の向こうに見えるのは伊豆大島です。
島の町並みの灯りが見えるのはわかりますか?

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