夕方、部屋で休んでいたら、若女将にそう言って起こされた。
窓のほうに目を向けると、確かに外がピンク色だ。
急いでカメラを持って2階へ行き、窓から屋根に出て写真を撮りました。
どうですか、これ?
東からゆっくりと流れてくる低い雲が、しかも、ものすごく大きな雲が、西の空に沈もうとしている太陽の夕日を浴びて、ピンク色に染まっていました。
写真を撮っている間も、その雲はまるで何かにかき回されているかのように、形を変えながら動いていました。
写真では分かりにくいでしょうけど、実際に肉眼で見ると、それはちょっと異様な感じさえ覚える、そんな光景でしたよ。
その空と雲のショーも20分ほどで、太陽が西に沈むと同時に終了しました。
この時期、夕焼けのきれいな日が多いのですが、こういうのは見れそうで、なかなか見れないんですよねぇ。・・・