「わぁ、朝焼けがきれい!」
と。
そうなんです。 今日の白浜は朝から晴れ。 気持ちが良いので、ちょっとサイクリングでも、と思い、この間の雨の日にパンクを修理しておいた自転車で出かけてきました。
当てもなく出発して、下田市内へ。
市内を走りながら、
「そうだ。 南伊豆へ行くか。」
と、国道を南下。 途中で、吉佐美の海へ出て、海沿いを走り、やってきました田牛(とうじ)です。
ここは、サンドスキーで有名なところ。 近くには「龍宮窟(りゅうぐうくつ)」と呼ばれる不思議な洞窟もあったりして面白いんですよ。
なんとこの海で泳いでいる若者が数名。 ビックリ。・・・
本当はここから山の中を抜けて、「みなみの桜と菜の花まつり」が行われているところへ行くつもりでした。
が、ふと思い立ち、このまま海岸沿いを走り、「タライ岬遊歩道」へ行くことにした。
地図を見るとお分かりになると思いますが、赤い点線の道が遊歩道です。
途中山の中を階段で昇り降りしたりするので、自転車向きの道ではないんですね。
覚悟はしていましたが、階段を自転車を肩に担いで歩くのはかなりきつかった。
ふうふう言いながら、とちゅうで見晴らしの良いところまで来ました。
写真の右に見えるのは「遠国島(おんごくじま)」です。
この島は、伊豆に流された源頼朝が遊んだことがあるという伝説が残っています。
また、島の頂上からは奈良時代の土器が多数発見されたそうです。
これは、古代の祭祀遺跡と言われていて、白浜の三穂ヶ崎も確か同じだったと思います。
そして、その向うに見える大きな穴が「三日月洞」。
すっごくでっかいんですよ。
自然の洞窟なのかなぁ?
本来なら、この看板の左手に広く太平洋を望み、その水平線上には伊豆七島が見えるはずなのですが、今日はあいにく霞んでいたので、ほとんど見えませんでした。
で、この岬の名前ですが、どうして「盥」なんでしょうね?
なんでも、この先端から下を見下ろしたところに岩のくぼんだところがあり、それがタライのような形をしているからとか何とか。
よく分かりません。
では、この写真の向うに見える弓ヶ浜へ出発!
と、また山道を昇ったり降りたり、田牛から来た道と同じような感じなので、覚悟して行ったのですが、意外にもすぐに海のそばまで下りてきちゃいました。
タライ岬だけを目指していくなら、こっちから行ったほうがずっと近いですな。
写真の向うに見える半島のようなところの先っぽがタライ岬。
手前の海が弓ヶ浜です。
大きな入り江になっているその形が弓のようなのでその名前がついたらしい。
ちょうど太陽が雲で遮られてしまったので、海の色はいまひとつですが。
ここで、もうすでに時間は午後2時半です。
ちょっとだけ休憩して出発!
手前の桜が河津桜。
その向うに広がるのが菜の花畑です。
今月の5日から、この辺りから川の上流へと続く川沿いで「みなみの桜と菜の花まつり」が行われていますが、開花状況は、3分のもあれば、4分もあり、ほとんど咲いていない木もあり、見頃はまだまだでしたね。
それでも、県外ナンバーの車はたくさん走っているし、大型バスも多い。
皆さん、一足早い春を求めて来ているんですね。
今日ならポカポカ陽気でしたので、お花見にはバッチリだったかと。
さて、時間も午後3時を回ったので、ここからは国道を走って白浜へ戻ることに。
帰りもかなり長距離ですが、体の疲れより、お尻が痛くて困りました。
私のチャリのサドルは細くてクッションがないので、慣れないと大変なんですよね。
という訳で、途中休みながらも何とか白浜まで戻りました。
帰り着いたのは、午後4時50分。
約6時間の旅?でした。
楽しかったけど、あぁ、お尻が痛い!!