私達夫婦が白浜へ引っ越してきた頃、その日はあまりにも天気が良かったので、天城峠を越えて伊豆長岡辺りで買い物でもしようか、と出かけたことがあります。
そう、あれは17年ぐらい前の1月のとても寒い日のことでした。
その頃はまだ軽自動車に乗っていたのですが、白浜を出る時はものすごく良い天気で、伊豆へ来たばかりの私達はルンルン♪のドライブ気分で出発したのです。
ところが、天城峠に差し掛かるとついさっきまで晴れていた空がいつのまにか暗くどんよりとしてきたのです。
「あれっ?雨でも降るのかな?」
なんてのんきなことを言いながら天城トンネルの中へ。
長いトンネルの出口に近づいた時、向こうに見える出口の外がなにやら白く見えました。
あの白いのは何だ?
そしてトンネルを抜けた時、目の前に広がったのは信じられない光景でした。・・・
そこで私達が目にしたものは、一面に広がる銀世界。
そうなんです、天城の向こう側では雪が積もっていたのです。 しかも大雪!
ほんのわずか30分ほど前まであんなに天気が良かったのに・・・。
ええっと、これからスキーに行くんだっけ?・・・みたいな錯覚を起こしそうな不思議な感覚。
天城の山って、たかだか1600メートルぐらいの高さなのに、山のこっちと向こうのあまりの天気の違いに驚いたものでした。
さて、今日は用事があり天城湯ヶ島まで行ってきたのですが、今朝の白浜は雨。 湯ヶ島に着いた時もまだ雨が降っていましたが、お昼過ぎになって天気予報どおりに晴れ間が出てきました。
用事が終わり、さぁ、帰るぞ、と車を走らせ来た道をまた天城へ向かって走り出したのですが、天城トンネルの手前までは太陽の光に輝く新緑がとてもきれいで気持ち良く走っていました。(1枚目の写真)
ところが、トンネルに入る辺りから空の雲が厚くなり、トンネルを抜けたと思ったら今度は雨と霧が待っていました。(2枚目の写真)
まぁ、雪が降っていたわけではありませんから、それほど驚きはしませんでしたが、相変わらず天城は向こうとこっちで天気が全然違うんですねぇ。
小さな伊豆半島ですが、山あり、海あり、いろんなことあり、でやっぱり飽きないですよ、ここは。^O^