東の空に昇った太陽の、その眩しい光が、海を深い眠りから目覚めさせようとする。
水平線に浮かぶ島々が、その海に静かに朝を告げる。
波ひとつない海に降り注ぐ銀の光の、その中に黒い影を漂わせている岩は、静かに、そしてゆっくりと息をしながら、何かを待っている・・・
今日は、朱里が学校の部活(卓球部)の試合があるというので、下田まで車で送っていったのですが、その帰りに海沿いを走る国道で撮ったのがこの写真です。
今朝の白浜は、風もなく、波もなく、本当に静かでした。
ところで、この間も下田の紅葉の写真を載せたのですが・・・
あの時は、下田市内の寝姿山の写真でしたが、これは今朝の下田富士です。
この山は、下田駅の西側の真後ろにあって、この山にも今の季節に色づく木があるんですね。
写真では分かりにくいですが、実際に見るとなかなかきれいな”赤”でした。
この下田富士、頂上からの眺めはさぞかしいいんだろうなぁ、ともうずっと前に登ったことがあります。
そう、あれはちょうど光里がお母さんのお腹の中にいた頃でした。
病院での定期健診の日に、若女将を車で送っていき、待っている間に、ずっと前から気になっていたあの山に朱里と一緒に登ったのです。
一緒にとは言っても、朱里はまだ3歳になる前。
低い山ですが、道はかなり急なので、自分では歩けるはずもなく、仕方なく、抱っこして登ったんですね。
頂上までは、10分ぐらいで登れたかと思うのですが、子供を抱えて一気に登って降りてきたせいか、その後、1、2時間した頃でしょうか、両足が震えてまっすぐに歩けなかった記憶があります。
で、頂上からの眺めですが、実はあそこは周りに高い木が生えているため、ほとんど下を見ることが出来なかったんですよ。
せっかく登ったのに、すごく残念だった。
今はどうなんでしょうねぇ?
今度、勇輝を連れて行ってみるか?
今の勇輝なら、自分で登りたがるかもね。