目に鮮やかなグリーン、そして雨の白浜

070325sakura01_1 「雨もまた風流なり」

この言葉は、今はもう他界された私の大叔母が教えてくれたものです。

その大叔母は生前、宮崎で茶道の裏千家の支部長(だったかな?)をされていた方なのですが、10年以上も前のちょうど今頃、私が車を運転して、当時80歳を過ぎていた大叔母と二人で菜の花を見に行った時のこと。

その日はあいにくの雨だったのです。

「今日は雨で残念でしたね。」と私が言うと、

「あら、雨もいいものよ。」と言って、車の中から菜の花を眺めながら、この言葉を教えてくれたのでした。・・・

 

今日の白浜は、昨日からの雨が午前中もまだ激しく降っていて、おまけに風もかなり強かったので、まるで嵐のようでした。

その雨がお昼を過ぎた頃から次第に小雨に変わり、さて玄関の掃き掃除をしようと表に出て、ふと河津桜の木が目に留まりました。

葉の影で揺れる少しだけ赤みを帯びたサクランボ。

そして、サクランボを見守るかのように風に揺れる桜の葉。

雨の露に濡れた桜の葉は、曇り空の下にあってもなお輝きを放ち、それはそれは鮮やかなグリーン色でした。

まるで雨がくれた贈り物のように。。。。

 

070325beach01とは言え、「風流なり」と言えるのも、午前中の激しい雨が止んだ後のこと。

せっかく遠くから来られて昨晩桜家に泊まられたお客様は、その雨のせいで海で遊ぶことも出来ず、真っ青できれいな”あの白浜の海”を見ていただくことも出来ず。

どうして雨なんだよぉ、と残念で仕方なく、本当に申し訳なく思っています。

さて、2枚目の写真は今日の白浜海岸です。

小雨の振る中を走っている女の子たち。

どうやらライフセービングの合宿(?)をやっているみたいでした。

ウェットスーツを着ているので、雨は関係ないのでしょうけど、こんな天気の中ご苦労様です。(^O^)/

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